アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
ロシアW杯南米予選で5位に位置するアルゼンチン代表の現状に対して、現地の各紙が厳しい評価を与えている。
プレーオフ圏内の5位を脱すべく、アルゼンチン代表は先月31日にウルグアイ代表と、今月の5日には最下位のベネズエラと対戦した。いずれの試合も得点力不足に苦しみ、それぞれ0-0、1-1という結果に。なんとか5位をキープしているものの、このままではプレーオフ圏内さえ危ういという状況となっている。
そんな中、現地のメディアは不振にあえぐアルゼンチン代表を酷評。「それでは勝利に値しない」というタイトルでベネズエラ戦を総括した『Olé』紙は、「プレーもリアクションもない。メッシが苦しみ、我々も苦しんでいる」と評価を砕いている。
『Página12』紙は「計算機をもって戦い続けるための引き分け」とアルゼンチン代表の現状を揶揄。『La Nación』紙は散々決定機を外した前線の選手たちに対し「代表の前線、お腹をすかせたオオカミの集団、しかし牙を持っていない」と厳しいコメントを寄せている。
アルゼンチン代表は、次節W杯ストレートインをかけて4位のペルー代表との直接対決が予定されている。生死をかけた大一番となることは間違いない。
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