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シュート45本、支配率76%…圧倒的だった豪州、「1点差」は物足りない結果に

text by 編集部 photo by Getty Images

オーストラリア対タイ
オーストラリア代表がタイ代表に勝利【写真:Getty Images】

 ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・グループB最終節の試合が5日に行われ、オーストラリア代表がタイ代表にホームで2-1の勝利を収めた。勝ち点3を獲得したオーストラリアだが、最少得点差での勝利には不満も残ったかもしれない。

 前節終了時点でグループ3位のオーストラリアは、2位のサウジアラビアと勝ち点で並び、得失点差で2点劣っていた。最終節で日本代表と対戦するサウジにプレッシャーをかけるためには、オーストラリアは勝利を収めるだけでなく、大量得点差の勝利で得失点差も稼いでおきたいところだった。

 内容はやはりオーストラリアが一方的に優位に立ち、ボールを支配し続けた。スポーツのデータ分析を手がける『Opta』のデータによれば、この試合でのオーストラリアのボール支配率は75.7%。シュート数は実に45本にも達し、8本のタイを圧倒的に上回った。

 だが45本のうちゴールマウスを捉えたシュートは13本のみ。ポストに阻まれたシュートも3本あった。圧倒的に支配しながらも先制点を奪うまでに69分を要した上で、その後一旦は追いつかれてしまい、終盤になんとか突き放すという苦しい展開となってしまった。

 オーストラリアがW杯出場を決めるためには、日本がサウジに対して引き分け以上の結果を残すことを願わなければならない。サウジが勝利した場合はサウジがグループ2位でW杯出場権を獲得し、オーストラリアはグループAの3位チームとのプレーオフに回る。

【了】

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