オーストラリア代表はタイ代表に勝利【写真:Getty Images】
ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・グループB最終節の試合が5日に行われ、オーストラリア代表がタイ代表にホームで2-1の勝利を収めた。この結果、オーストラリアはグループ暫定2位に浮上している。
グループBは日本がすでに首位での予選突破を確定。前節終了時点で2位サウジアラビアと3位オーストラリアが勝ち点16で並び、得失点差でサウジが2点リードしていた。
オーストラリアとしてはタイに勝利を収めるのはもちろんのこと、サウジアラビアが日本に勝ったとしても予選を突破できる可能性を高めるため、大量得点差の勝利でサウジの得失点差を上回りたいところだった。だが1点差の勝利にとどまり、大きなアドバンテージを得るには至らなかった。
日本時間の6日2時30分から行われるサウジ対日本の試合でサウジが勝利すれば、得失点差でオーストラリアを抑えて2位を確保しW杯出場権獲得となる。日本の勝利あるいはドローの場合は、オーストラリアが2位でW杯本大会へ進む。3位でグループを終えたチームは、グループAの3位チームとのプレーオフに勝利した上で、大陸間プレーオフでW杯出場権の獲得を争うことになる。
また、オーストラリアが勝ち点を加えたことで、勝ち点13で4位につけるUAEが2位に浮上するわずかな可能性は消滅した。イラクと対戦するUAEが勝利を収め、サウジが日本に敗れた上で、8点という得失点差の開きを逆転できた場合のみ、UAEはサウジを抑えての3位に浮上してプレーオフ経由での予選突破に望みを繋ぐことができる。
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