井手口陽介【写真:Getty Images】
日本代表は3日、ロシアW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦に向けて練習を行った。
オーストラリア戦でチーム2点目となる強烈ミドルを突き刺し、W杯出場に大きく貢献した井手口陽介。しかし、本人は「1試合終わっただけなので、まだ全然何も変わってない。本当に毎試合アピールしていかないと残れないと思うので、もっともっと自分を出していけるようにやっていきたい」と、あの一発で序列が変わることはないと話した。
それでもインパクトがあったのは間違いない。インサイドハーフとして果敢にボールを追うなどチームに貢献していた。「求められているところが自分の長所だと思うので、そこは期待を裏切らないよう全面的に出していきたい」と言う。守備面での強さが持ち味だが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督もその部分を発揮するよう求めている。
長谷部誠が離脱しており、サウジアラビア戦はダブルボランチで臨むことも考えられる。その際、山口蛍とコンビを組む可能性があるが、井手口は「誰と組んでもしっかりコミュニケーションを取りながらやっていけたらいいと思います」と述べた。
W杯出場に大きく貢献したが、本人はさらなる成長を誓う。
「守から攻へ、攻から守への切り替えであったり、やっぱりイージーなパスミスもまだ多かったと思う。ボランチなので、そういうところはほぼミスゼロでやっていけるようにしていかないといけない」
井手口への注目度は一気に高まっている。そうした状況の中、サウジアラビア戦ではどのようなパフォーマンスを見せるだろうか。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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