エバートンのウェイン・ルーニー【写真:Getty Images】
エバートンに所属するFWウェイン・ルーニーは、先日発表したイングランド代表からの引退を今後撤回する可能性はないと主張している。英メディア『トークスポーツ』に語った。
今年3月と6月の代表招集から落選していたルーニーだが、今季から復帰した古巣エバートンで復調。ガレス・サウスゲート監督から代表復帰の打診も受けたようだが、それを断って代表を引退する決断を先月23日に発表した。
だが、まだ31歳という若さもあり、今後の状況次第で代表復帰があり得るという見方もある。サウスゲート監督も「どんな可能性も閉ざす理由はない」「考えを変える選手も見てきた」とコメントしていた。
それでもルーニー自身は、「気持ちはもう固まっている」と改めて代表引退の意志を強調。ロシアW杯本大会に出場するチャンスを得られるとしても復帰することはないという考えを述べた。
「引退を撤回して大会に出場する選手たちも何人か見てきたが、正しいことだとは思わない。ロシアへの予選突破を目指している選手たちがいる。突破できたとすれば、大会でプレーする資格があるのは彼らだ。だから僕はもう決めている」
イングランド代表は現在、欧州予選のグループFで首位。2位のスロバキアを2ポイント差でリードし、本大会出場に向けて前進しつつある。現地時間4日にホームで行われるスロバキアとの直接対決に勝てば本大会出場に王手をかけることができる。
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