香川真司【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントのMF香川真司は26日、ブンデスリーガ第2節のヘルタ・ベルリン戦に途中出場した。同選手は、2-0という状況での投入に難しさがあったと振り返っている。
開幕戦は終盤のみの出場だった香川。この日は63分にインサイドハーフで投入された。
監督からはファイナルサードで「違いをつくれ」という指示があったものの、「2点目を取ってから、守るのか、3点目を取りにいくのか、バランスをなかなか見出せない状況だった」と、香川は難しさを感じていた。そのため、「あまりリスクを冒さず、シンプルに前線のスピードをいかしてゴールを決めるというのが、おそらくチームの流れとしてあった。それをうまくいかしながらと意識していた」そうだ。
得点などの結果は残せなかったが、コンディションは上向きだ。香川は、「個人的に負けていないと(感じた)。途中から入った身としては、守備のところは意識しましたし、そこは問題なくコンタクトできているのかなと思います」と手応えを語る。
先発で出ていたら「もっとできると思う」と自信をのぞかせる香川だが、「監督はステップを踏みたいというようなことを話していた」そうだ。「いきなりスタメンというよりは、段階を踏んでという監督のプランがあるみたいなので、それは尊重しながらやりたい」と指揮官を立てつつ、「スタメンで出たときにもっともっとやれるというイメージは持っているし、その自信はすごく感じています」と述べた。
(取材:本田千尋【ドルトムント】、文・構成:編集部)
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