ボルシア・ドルトムント【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントの下部組織に所属する12歳のFWユスファ・ムココは、今季から昇格したU-17チームのシーズン開幕戦で2ゴールを挙げる活躍を見せた。米『ESPN FC』などが伝えている。
ムココは、2004年11月にカメルーン人の両親から生まれたドイツ国籍を持つ少年。11歳にしてザンクト・パウリのU-15カテゴリーでチームの中心としてゴールを量産し、昨年5月にドルトムントへ移籍したことが話題となった。
ドルトムントでもU-15チームでプレーすることになったムココは、21試合で33ゴールを記録する活躍を見せたとのこと。今季からはさらなる飛び級でU-17チームに引き上げられたが、このカテゴリーでも早くもその才能を発揮しつつある。
ドルトムントU-15のペーター・ヴァジンスキ監督は、「彼は向こう(U-17)でも少なくとも20ゴールは決められる」とコメントし、ムココの活躍を確信する様子を見せている。
同年代としては規格外の体格と才能を持つことから、ムココに対しては実際の年齢を疑う声もあった。だが父親は、「出生直後に(カメルーンの首都)ヤウンデのドイツ領事館に届けを出した。母親が28歳なのだから、それ以上年上なはずがない」と今年4月に疑惑を否定していた。
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