オーランド・シティのカカー【写真:Getty Images】
現地時間12日に行われたメジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・レッドブルズ対オーランド・シティ戦で、オーランドのブラジル代表MFカカーがビデオ判定による退場処分を受けた。米『ESPN FC』などが伝えている。
レッドブルズが3-1のリードで迎えた後半アディショナルタイムに、両チームの選手たちはラフプレーをめぐって小競り合いに。選手が入り乱れて騒然となった状況の中で、カカーはレッドブルズのフランス人DFオレリアン・コランの背後から手を伸ばし、相手の口のあたりを両手でつかむような行為を見せた。
だが振り向いたコランはカカーとともに笑い合い、両者は険悪な雰囲気になることはなかった。コランは昨シーズンまでオーランドに在籍していたカカーの元チームメートであり、単なるジョークとしての行為だったようだ。
しかし、ホルヘ・ゴンサレス主審にはその意図は伝わらなかったようだ。MLSで新たに導入されたビデオ判定を用いることを決めた主審は、映像を確認したあと両チームの選手一人ずつにイエローカードを提示したのに続いて、カカーにはレッドカードを提示した。
「主審はリッキー(カカー)とオレリアンが親しい友人だということを知らなかったようだ。2人は笑い合っていたが、主審はやるべきことをやっている。少し不運だった」とオーランドのGKジョー・ベンディクは『オーランド・センティネル』にコメントしている。
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