ラファエル・マルケス【写真:Getty Images】
メキシコサッカー連盟とメキシコ1部リーグのアトラスは、DFラファエル・マルケスをサポートする立場をとることを明らかにした。
メキシコ代表の主将を務め、かつてはバルセロナでプレーした経験もあるマルケスは現在、麻薬密売組織に長期的に関与しているとの疑いでアメリカ財務省が9日に制裁の対象とした。
代表の重鎮に対する制裁発表で、メキシコサッカー界には激震が走っている。現地時間10日、メキシコサッカー連盟はこの一件についての立ち位置を明確にする声明を出した。
「我々はラファエル・マルケスのキャリアを称えている。彼は20年にわたってメキシコ代表の象徴的な存在だった。常にリーダーシップを発揮してきて、幾度も国際的な舞台で素晴らしい姿勢を示してきた」
ただし、「メキシコサッカー連盟とリーガMXは、法律やルールを完全に尊重する団体だ」ともしており、当面は静観する姿勢だ。
現在38歳のマルケスは、メキシコ代表として142試合に出場してきた同国のレジェンド。麻薬密売組織への関与は事実なのだろうか。
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