「爪痕を残すような2つのプレーがあった」
ACミランのMF本田圭佑は22日のイタリア杯準々決勝ウディネーゼ戦後半37分に途中出場。一点差の劣勢を覆そうとしたが、ゴールは遠く、イエローカードも受けた。1-2による逆転負けでミランのイタリア杯敗退が決まった。
眼の肥えたイタリア人記者の中には本田投入の遅れを嘆く声が多かった。
「Milannews.it」のジュリア・ポッローリ記者は「本田はとてもいい選手。しかしチームに完全に溶け込んでいない。今夜はあまりにも交代で入るのが遅すぎた。でも爪痕を残すような2つのプレーがあった。
特に後半ロスタイムのシュート。高すぎたが、ともかくシュートした。バロテッリがFKを蹴ったぐらいで、試合終了間際に本田がシュートした以外、後半のミランは全くシュートがなかった」と証言した。
デビュー戦のサッスオーロ戦から8日間で3試合も出場していた本田はクラレンス・セードルフ新監督から負傷や疲労蓄積のリスクを考慮され、ベンチスタートとなった。
前半6分にバロテッリが先制点を奪った序盤以降、特にゴール前で精彩を欠いたミランには本田のような起爆剤の投入のタイミングがもう少し早ければ、戦果は変わっていたかもしれない。
「最初の15分はよかったが、チームはメンタル面でダウンしてしまった。先制しながら、失点をして追い越されるという、リーグ戦と同じ過ちだった。監督は試合開始の集中力を90分間キープできるように指導しなければならない」とポッローリ記者は指摘した。
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