自身への批判は理解しているとも【写真:goal.com】
マンチェスター・ユナイテッドは22日、キャピタル・ワン・カップ準決勝セカンドレグでサンダーランドと対戦し、PK戦の末にホームで決勝進出を逃した。デイビッド・モイーズ監督は、サンダーランドがファイナル進出に値したと話している。
ファーストレグで1-2と敗れていたユナイテッドは、DFジョニー・エヴァンズのゴールで2試合合計スコアをタイとし、延長戦へと持ち込む。119分にGKダビド・デ・ヘアのミスから失点したが、直後にFWハビエル・エルナンデスが同点弾。勝負はPK戦に委ねられた。
だが、ユナイテッドはそのPK戦で5人中4人が失敗。ウェンブリーでのファイナルに進むことができず、FAカップに続いてカップ戦のタイトルを獲得できなかった。モイーズ監督は試合後、イギリス『スカイ・スポーツ』で次のように話している。
「サンダーランドの功績だ。彼らは良いプレーをし、我々はそれができなかった。今季は多くの試合で良い内容でも報われないということがあった。今夜は本当にまったく何にも値しなかったよ。2点目を奪うチャンスがあったときに、我々は間違った決定やフィニッシュができなかった。だが、サンダーランドが良いプレーをしたんだ。彼らは決勝進出にふさわしかった」
モイーズ監督は致命的なミスを犯したデ・ヘアを擁護。一方で、PK戦で4人が失敗したことには落胆を表した。
「ダビドは今季、本当によくやっていた。だが、人はミスをするものだ。痛手となったが、それがサッカーだよ。(PK戦は)本当にひどかった。もっとうまくいくことを願っていたが、こうなってしまった」
なお、ユナイテッドはチェルシーMFフアン・マタの獲得が騒がれているが、モイーズ監督はこの件についてコメントしていない。指揮官は自身に対する批判について、「このクラブで勝てなければ、それはフェアなことだ。完全に理解している」と述べている。