ウサイン・ボルトとジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】
ユベントスのイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、現役を引退する“人類最速の男”ウサイン・ボルトに向けてメッセージを送った。
五輪や世界陸上で数々の金メダルを獲得し、100mなどの世界記録を保持するボルトは、現在ロンドンで開催されている世界陸上2017を最後に陸上選手を引退する。5日に行われた100mでは3位に終わり、最後の花道を飾ることはできなかった。
ブッフォンは6日にインスタグラムの自身のアカウントで、ボルトに向けたメッセージを投稿した。「どんな始まりにも終わりがある。始まりが素晴らしいものであったのなら、終わりも記憶に残るものにならないはずがない。歴代で最も速い男、陸上界の稲妻が引退する。避けられないことだが、信じられないようなことでもある」とブッフォンは述べている。
「だが人生において、走り続けることは終わらない。ただトラックが変わるだけだ。ライトニング・ボルトは走り続ける。世界は彼に追いつくことを目指し続ける」
ブッフォン自身も、1年後のロシア・ワールドカップを最後に現役を引退することがほぼ確実だという見通しを明らかにしている。一方でボルトは、陸上引退後にサッカー選手に転向したいという意志を示しており、代理人によれば12のクラブからトライアルのオファーが届いているという。
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