FC東京でプレーしていた石川直宏【写真:Getty Images】
FC東京に所属する36歳の元日本代表MF石川直宏が2日に今季限りでの現役引退を発表した。自身のツイッターやブログを通じて、メッセージを発信している。
ブログでは 「おはようございます!今朝は皆さんにご報告があります」という言葉から始まり、「今シーズンをもって現役引退を決意し、6月下旬にクラブへその意思を伝えさせていただきました」と、引退の意思を表明した。
現役引退の理由としては「2015年8月にフランクフルトとの親善試合で負った怪我、手術から去年9月にJ3で復帰したものの再び状態が悪くなり、ここまで痛めている左膝のリハビリを復活に向けて取り組んできましたが、思っていた以上の回復が出来ていないこと、そしてピッチの上でチームの力になかなかなれないもどかしさがある中で、残りのシーズンを今まで以上に強い覚悟と責任、誇りをもって出し尽くしたい想いが強くなったのが決断の経緯になります」と答えている。
最後に「振り返るのは全てを出し尽くしたシーズン終了後にしたいと思います。とにかく今しか出来ない、今しか感じられない想いを自分の中にだけでなく、多くの仲間と共に刺激し合い共有しながら突き進みます!!」とのコメントで締めくくった。
石川は2000年に横浜F・マリノスのトップチームに昇格。2001年にはワールドユース・アルゼンチン大会にU-20日本代表のメンバーとして出場した。2002年にFC東京に移籍すると、2003年からはA代表としてもプレー。FC東京では天皇杯などのカップ戦優勝に貢献している。
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