チェルシーのアントニオ・コンテ監督【写真:Getty Images】
チェルシーのアントニオ・コンテ監督は、プレミアリーグで優勝を飾った翌シーズンに解任されたジョゼ・モウリーニョ元監督と同じ運命を辿りたくはないという思いを語った。29日付の英メディア『BBC』などが伝えている。
コンテ監督は昨シーズンからチェルシー指揮官に就任し、1年目で見事リーグ優勝を飾った。だがディフェンディングチャンピオンとして連覇を目指すシーズンはより難しいものとなることを予想している。
「来シーズンが難しくなることは分かっている。2年前に10位に終わったようなことは避けたい」とコンテ監督。「チェルシーとレスターで、リーグ優勝後に2人の監督が解任された。私も選手たちも、モウリーニョの最後のシーズンのようになるのを避けたいと思っている」
14/15シーズンにはモウリーニョ監督に率いられてプレミアリーグを制したチェルシーだが、翌15/16シーズンは不振に陥り、モウリーニョ監督は冬に解任されてクラブを去ることになった。その年に奇跡的な優勝を成し遂げたレスター・シティのクラウディオ・ラニエリ前監督も、16/17シーズンの不振により解任されている。
チェルシーはアーセナルとの親善試合に勝利したあと、インターナショナルチャンピオンズカップではバイエルン・ミュンヘンとインテルに連敗を喫しており、プレシーズンの成績は芳しいものではない。「相手は非常に強い2チームだった。今は厳しい練習をしているので重要な時期だ。3試合を同じメンバーで戦ったので我々は非常に疲れている」とコンテ監督は疲労をその理由に挙げている。
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