ルーカス・ポドルスキが2得点デビュー【写真:Getty Images for DAZN】
【ヴィッセル神戸 3-1 大宮アルディージャ J1リーグ第19節】
明治安田生命J1リーグ第19節の試合が29日に行われ、ヴィッセル神戸と大宮アルディージャが対戦。ルーカス・ポドルスキの2得点などで神戸が3-1の勝利を収めた。
今節から夏の新戦力の出場が可能となり、神戸は注目のポドルスキが先発でJリーグデビュー。一方の大宮も韓国から獲得したマルセロ・トスカーノが先発に名を連ねた。
前半は両チームともになかなか良い形でゴールに迫ることができず、大宮の江坂のシュートがわずかにゴール右に外れたのが最大のチャンス。ポドルスキの見せ場と言える場面は、前半終了間際にFKから直接狙ったシュートが壁に阻まれたプレーくらいだった。
だが後半立ち上がり、世界のトップレベルで戦ってきた男がその高い能力を見せつけた。神戸のシュートが守備陣に跳ね返されたボールを拾ったポドルスキは、ペナルティーアーク手前から助走なしで左足を一閃。鋭く正確なシュートがゴール右隅に突き刺さり、ポドルスキのJ初ゴールで神戸が先制点を奪った。
対する大宮も、新戦力がさっそく結果を出して同点に追いつく。60分、交代で入ったばかりのマテウスが右サイドで仕掛けて折り返すと、ゴール前でフリーになっていたマルセロ・トスカーノが蹴り込んでこちらも移籍後初ゴールを記録する。
そのわずか2分後、またしてもポドルスキが魅せた。右サイドの深い位置から大森が上げた正確なクロスに対し、ポドルスキは相手2人と競り合いながらもヘディングでのシュートをゴール左隅へ。ポドルスキのこの日2点目が決まって神戸が再び勝ち越した。
78分にはエリア手前にこぼれたボールを田中英雄がダイレクトで力強く蹴り込んで神戸がリードを広げる。そのまま3-1で終了を迎え、神戸がポドルスキのデビュー戦を見事勝利で飾った。
【得点者】
49分 1-0 ルーカス・ポドルスキ(神戸)
60分 1-1 マルセロ・トスカーノ(大宮)
62分 2-1 ルーカス・ポドルスキ(神戸)
78分 3-1 田中英雄(神戸)
【了】