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ローマ、ユーヴェにリベンジ コッパ・イタリア準決勝進出

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リーグの借りをコッパで返す ジェルビーニョが決勝点
リーグの借りをコッパで返す ジェルビーニョが決勝点【写真:goal.com】

21日に行われたコッパ・イタリア準々決勝、ローマ対ユヴェントスの一戦は、1-0でホームのローマが勝利を収め、ベスト4進出を決めた。

リーグ戦で首位に立つユヴェントスと、それを追う2位ローマ。5日のリーグ戦での直接対決は、ホームのユヴェントスが3-0と快勝したが、この日はホームのローマが雪辱した。

ユヴェントスは一部ターンオーバーを採用し、ブッフォン、テベス、ジョレンテ、ポグバらがベンチスタート。前線はジョヴィンコとクアリアレッラがコンビを組む。対するローマは、ピアニッチをベンチに置き、ナインゴランが先発。前線はトッティ、フロレンツィ、ジェルビーニョとなった。

リーグを引っ張る両チームの直接対決とあって、前半は拮抗した展開。ファンの歓声を支えに、ホームのローマがポゼッションから試合を組み立てるが、なかなか決定機をつくれない。31分にトッティの惜しいシュートがユーヴェに冷や汗をかかせたが、スコアレスのまま前半を終えた。

ユヴェントスは後半開始からキエッリーニに代えてオグボンナを投入。立ち上がりの46分、右クロスをファーのペルーゾが頭で押し込み、ネットを揺らしたものの、クロスがゴールラインを割っていたとの判定で得点にはならない。

前半に続いて拮抗した展開で試合が進む中、ガルシア監督は75分、フロレンツィに代えてピアニッチを投入。一方のコンテ監督もジョレンテを下げてジョレンテを送り込む。その直後、采配が当たったのはローマだった。

79分、中盤でピアニッチがボールを奪ってショートカウンターを仕掛け、左に開いたストロートマンに預けると、このクロスにジェルビーニョがニアで合わせる。ローマがついに均衡を破った。

リードを許したコンテ監督は、すぐにペルーゾに代えてテベスを投入。一方のガルシア監督は、トッティを下げてリャイッチを入れる。終盤は同点を目指してユーヴェが攻め、これを受けるローマがカウンターで決定的な追加点を狙う展開となった。

だが、ユーヴェは4分間のアディショナルタイムも含めて決定機をつくれず。ローマも追加点のチャンスを決めきれなかったが、1点のリードを守ることに成功。リーグ戦12連勝中のユヴェントスに土をつけ、ベスト4へと駒を進めた。

ローマは準決勝でナポリ対ラツィオの勝者と対戦する。ラツィオが勝ち上がった場合、昨季の決勝に続くダービーの実現だ。

Goal.com

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