鹿島アントラーズがセビージャに勝利【写真:Getty Images】
【鹿島アントラーズ 2-0 セビージャ Jリーグワールドチャレンジ2017】
明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017の鹿島アントラーズ対セビージャ戦が22日にカシマスタジアムで行われた。
17日にセレッソ大阪と対戦して3-1の勝利を収めたセビージャは、3人を残して先発メンバーを大きく変更。C大阪戦では交代出場だったムリエルや、バネガ、ガンソらが先発に名を連ねた。新たに加入が決まり来日したFWノリートは、前日会見で監督が明言していたとおり不出場となった。
鹿島としては、昨年末のクラブ・ワールドカップ決勝でレアル・マドリーを苦しめて以来となるスペイン勢との対戦であり、再び力を証明して結果を出したいところ。だが前半にボールを保持して試合を優位に進めたのは地力に勝るセビージャの方だった。
右サイドから駆け上がったコルシアや、ゴール前でのこぼれ球を拾ったムリエルなどが決定的なシュートを放つ場面もあったが、守護神・曽ヶ端が好守を見せてゴールを許さず。前半はスコアレスで折り返した。
後半も左サイドからドリブルで守備陣を切り裂いたコレアのシュートがわずかに外れるなどセビージャがゴールに迫る。だが両チームが数人の選手を入れ替えたあと、先制ゴールは耐えていた鹿島に生まれる。
72分、セビージャ陣内でボールを受けた安部がドリブルで果敢に仕掛けていく。巧みなタッチでラングレとコルシアをかわしてGKの目の前に迫ると、並走した鈴木に横パス。鈴木が無人のゴールに値千金のゴールを流し込み、「C・ロナウドパフォーマンス」をスペインのチームに見せつけた。
先制した鹿島はそのまま落ち着いた試合運びでリードを守り、後半アディショナルタイムには再び鈴木が勝利を決定づける2点目。左CKから遠藤のクロスを受け、DFに競り勝って力強くシュートを押し込んだ。そのまま2-0で試合を終え、鹿島がスペインの強豪を見事撃破する結果となった。
【得点者】
72分 1-0 鈴木優磨
90+1分 2-0 鈴木優麿
【了】