8度目の来日。記憶に刻まれた1人の日本人選手
楽天とバルセロナのパートナーシップ発表会見のため来日したアルダ・トゥランは終始笑顔でインタビューに応じてくれた【写真:中澤捺生/ジュニアサッカーを応援しよう!編集部】
ーー今回は8度目の来日だそうですね。日本のどんなところに魅力を感じていますか?
他人に対する敬意、これが人付き合いの根本だと思う。勤勉に自分の仕事に勤しむ日本人の性格が非常に好きだし、それは今の世界に最も欠けていることだよね。8度目だけど、今回も日本人の他人に敬意を示す姿勢に感銘を受けているよ。
ーー将来、日本でプレーすることに興味はありますか?
バルサとの契約がまだ3年残っているので、いまは考えていないけど、今回また日本に来られて非常に嬉しく思う。
ーー昨季のリーガエスパニョーラ第37節、カンプ・ノウでバルサから2ゴールを奪ったエイバルの日本人選手を覚えていますか?
オフェンシブな左サイドの選手だよね。覚えているよ。名前は忘れてしまったけど…。
ーー彼の名前は乾貴士です。
そう、乾だ。本当に素晴らしい選手だと思う。カンプ・ノウで決めた2ゴールは完璧だった。僕たちのチームから2ゴールを決めたということは、それだけでレジェンドになれるんだ。
ーーバルサに対して1人で2ゴール決めることは、どれほど難しいことなのでしょうか。元アトレティコ・マドリーの選手としての意見を聞かせてください。
僕たちがカンプ・ノウで戦うということは対戦相手にとってはホームではないから、(アウェイチームとして来れば)非常にストレスを感じる。僕たちバルサから2ゴールを挙げたわけだから、(乾が)能力の高い選手であることに疑いはないよ。