ボルシア・ドルトムントのピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】
この夏の去就が注目されていたボルシア・ドルトムントのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンだが、移籍はせずに残留する可能性が高くなったようだ。18日付の独紙『キッカー』などが伝えている。
ドルトムントのエースとしてゴールを量産し、昨季のブンデスリーガ得点王にも輝いたオーバメヤンに対しては、各国ビッグクラブが獲得への関心を示していることが報じられてきた。ドルトムントも、条件次第では交渉に応じるという姿勢を見せていた。
ここ最近では、ミランやチェルシーが特に有力な移籍先候補として噂されていた。ミランはマルコ・ファッソーネCEOが、FW補強の候補の一人がオーバメヤンであることを明言。ロメル・ルカクの獲得を逃し、ジエゴ・コスタの退団が濃厚なチェルシーも新エースとしてオーバメヤン獲得を熱望しているとみられていた。
だがドルトムントは、ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOが「あと数日しか待たない」と先日話していた通り、オーバメヤンの移籍に向けたオファーを待つ期日を終えたようだ。今後は1億ユーロ(約129億円)以上という破格のオファーが届かない限り、ドルトムントが考えを変えることはないという見通しが伝えられている。
オーバメヤンは18日に行われたインターナショナルチャンピオンズカップのミラン戦でも2得点を挙げ、シーズン開幕に向けて順調に準備を整えつつある。2017/18シーズンもこのままドルトムントのエースとしてプレーすることになるのだろうか。
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