2010年の南アフリカW杯で7試合すべてにフル出場しスペイン代表の優勝に貢献したDFジョアン・カプデビラ【写真:Getty Images】
アンドラ1部のサンタ・コロマ所属の元スペイン代表DFジョアン・カプデビラが約20年間の現役生活に終止符を打った。スペイン紙『マルカ』など複数のメディアが伝えた。
2017/18シーズンのチャンピオンズリーグ(以下CL)1次予選、サンタ・コロマ対アルシャケルトの試合が5日に行われ合計スコアを1-2で勝利したアルシャケルトが二回戦へ進出した。これにより、以前からCL敗退の場合は引退することを表明していたカプデビラのサッカー選手としてのキャリアは幕を閉じることになった。
デポルティボ、ビジャレアルなどスペイン国内のクラブでも活躍を収めたカプデビラだが、代表での功績はさらに目を見張るものである。スペイン代表の2008年の欧州選手権、2010年の南アフリカW杯制覇に貢献した同選手は、左サイドバックのレギュラーとして活躍。特にW杯の時は7試合すべてにフル出場している。ポゼッションスタイルで相手を圧倒していたスペイン代表の中で、現レアル・マドリーDFのセルヒオ・ラモス、現バルセロナDFのジェラール・ピケ、元バルセロナDFのカルレス・プジョルらとともにディフェンスラインを組み後方からチームを支えた。
これにより、先日現役を引退したアルバロ・アルベロア、シャビ・アロンソを含めW杯優勝時のスペイン代表選手23人のうち5人の選手がプロとしてのキャリアを終えていることになる。
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