監督デビューで白星【写真:goal.com】
ミランは19日、セリエA第20節でエラス・ヴェローナと対戦し、ホームで1-0と勝利を収めた。初采配で白星を手にしたクラレンス・セードルフ監督は、ミランを支えるすべての人にささげる勝ち点3だと話している。
4-2-3-1の新布陣で初戦に臨んだセードルフ・ミラン。MF本田圭佑が2列目でカカー、ロビーニョと並び、前半からチャンスをつくったミランだが、ヴェローナの守備に手こずり、得点を奪えない時間が続いた。
だが、終盤にカカーが倒されて得たPKをFWマリオ・バロテッリが決めて先制すると、このリードを守り切って白星発進。セードルフ監督は試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』で次のように話している。
「試合後に集まって抱擁するのは、多くのチームでやっていることだ。これからもやるよ。結果は重要じゃない。こうすることで全員が互いの顔を見るんだ。チームには賛辞を送った。手にしてきたもの以上に彼らが値することは確かだ」
「勝利はすべてのミラニスタにささげる。大事なスタートだ。チームのことを思うとうれしい。これからまだたくさんの仕事が待っている。でも、勝つことですべてがよりキツくなくなり、より簡単になるんだ」
すでにセードルフ監督らしいミランを見ることはできたのだろうか?
「前半はボールを失ったらすぐに前線でプレスをかけていた。前線は4人のクオリティーある選手たちでプレーできたね。こうすることで常に何かをつくることができる。それをこなす選手たちが大事なんだ。前半は選手たちがうまく前線でプレスをかけ、ヴェローナを彼らの陣内に押し込めた」
「サッカーをする喜びを取り戻すことに集中した」というセードルフ監督は、バロテッリとも良い感触を得たと話している。
「彼のことはすでに知っていたし、この数日でつかんだフィーリングにもまったく驚いていない。マリオはとても良いヤツで、非常に素晴らしい才能を持っている。彼の成長を助けられるように願っているよ。しっかりと集中し、素晴らしい意欲を見せてくれた」