バルサ戦以外で初の引き分け、首位に立つことはかなわず【写真:goal.com】
19日のリーガエスパニョーラ第20節、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンでのセビージャ戦を1-1のドローで終えた。
シメオネ監督が「シーズン前半戦より難しい」と語る後半戦の幕開け。アトレティコが今季公式戦を15勝2分け(引き分けはいずれもバルセロナ戦)で終えている要塞カルデロンに迎えたのは、歴史的に強烈なライバル関係にあり、シメオネ監督の現役時代の古巣でもあるセビージャとなった。
観衆の後押しを受けるロヒブランコス(アトレティコの愛称、赤白の意)は9分、ガビのクロスからジエゴ・コスタがヘディングシュートを繰り出すも、これはクロスバーの上へ。ブラジル出身FWは15分にもミドルシュートでゴールを狙ったが、わずかに枠の右に外れた。
立ち上がりからチャンスを築くアトレティコは19分、CKから先制点を記録。GKベトのクリアミスをペナルティーエリア中央で拾ったビジャが、右足のシュートを突き刺した。11月23日以来となるゴールを決めたスペイン代表FWは、リーガ得点数を9に伸ばしている。
後半、カウンターから追加点を狙うアトレティコだがラウール・ガルシア、ビジャらは決定機を決め切ることができない。すると72分、フアンフランがペナルティーエリア内でバッカを引っ張り、セビージャにPKを献上。ラキティッチにこれを決められ、スコアはタイに戻った。
シメオネ監督はその後ビジャ、コケを下げてセボジャ・ロドリゲス、ソサを投入。クロスを中心とした攻撃で勝ち越し弾を狙うも、勝ち点1で良しとするセビージャの堅守を崩し切れない。90分にはD・コスタに打撃を加えたとしてファツィオが一発退場となるも、結局ドローのまま終了を迎えている。
2位アトレティコは、同日にレバンテと分けた首位バルセロナを抜くことができず。ここ8戦を5勝3分けで終えたセビージャは7位に位置している。