ミランMF本田圭佑は１９日、セリエA第２０節エラス・ヴェローナ戦で先発出場し、６３分までプレーした。試合後、同選手は質を高めていきたいと話している。

１２日にリーグデビューでポスト直撃のシュートを放ち、１５日のコッパ・イタリアでは初先発初ゴールを記録した本田。リーグ戦での初先発となったこの日も、チャンスを演出し、シュートを放ったが、得点には絡まなかった。試合後、本田は次のように話している。

「個人的にはまだまだ質を高めていかないといけない。チームが勝てて本当に良かったと思います。長い間ボールを保持することが今のチームに足りないことだと思っているので、それを自分が率先してやりながら、なおかつ、その中で得点を目指していきたい。どの程度やろうとしていることができているか？　全然ですよ。５０％もいってないんじゃないかと思います」

クラレンス・セードルフ監督からの指示については、このように述べている。

「コミュニケーションは英語でしっかり取れているので、今後、監督がやりたいサッカーを、もっと話し合って、何を自分に求めているかを、時間をかけてクリアにしていきたいと思います」

守備に強いイタリアサッカーの特徴や感想を聞かれると、本田はこう答えた。

「おそらく、カウンターを狙う相手は今後も多くなってくると思います。そこをどうこじ開けるか。その辺の質は今までの課題としてもあったので、そこを高めていければと思っています。良い練習になると思います」

ビッグクラブでも余裕や自信がうかがえるが、本田はさらに自らを高めたいと話している。

「自信はあります。ここでしっかり結果を出していくことで、その先につながるプレーヤーになれると思っているので、しっかり自分を高めていきたい」