メッシ不発 レバンテ守備陣の牙城崩せず【写真:goal.com】
19日に行われたリーガエスパニョーラ第20節、レバンテ対バルセロナの一戦は、1-1の引き分けに終わっている。この結果、3位レアル・マドリーとの勝ち点差は1ポイントとなり、首位陥落の可能性も浮上している。
バルセロナはイニエスタとネイマールを負傷で、D・アウベスを出場停止で欠いた。しかし、負傷から明けて本調子に戻りつつあるメッシがリーガで先発に復帰。ペドロ、アレクシスとともに前線を形成した。
前日の試合で3位レアル・マドリーがベティスに5-0と大勝したため、アウェーながらきっちり白星を挙げたいバルセロナ。だが、10分にセットプレーから失点を喫してしまう。イヴァンシツのCKからヴィントラにヘディングを叩かれ、早い時間帯に1点ビハインドを負った。
敵地シウター・デ・バレンシアのピッチに苦しんでか、バルセロナはいつもの流暢なボール回しを披露できない。攻めあぐねる中、意外な形で同点弾をもぎ取る。19分、シャビの放ったCKにピケがヘディングで合わせ、ネットを揺らした。
タイスコアで後半を迎えたバルセロナは59分にビッグチャンスをつかむ。セスクのヒールパスを受けたメッシが中央を突破。GKケイロル・ナバスと1対1になるが、好セーブに阻まれる。こぼれ球をシャビが押し込もうとしたが、レバンテDFが決死のブロックで無人のゴールへのシュートを体を張って防がれた。
一方のレバンテも67分にペドロ・ロペスのボレーシュート、77分イヴァンシツのミドルシュートがバルセロナゴールを襲う。しかし、いずれもGKバルデスが好守で防いだ。
バルセロナはセスク、ペドロ、シャビを下げてS・ロベルト、テージョ、ドンゴウを次々に投入。40分にはテージョが鋭いシュートを放つも、GKナバスに弾き出された。交代策も実らず、同日に行われるアトレティコ・マドリー対セビージャの結果次第で首位陥落となるドローを演じている。
同日に行われたそのほかの試合、ビジャレアルはアルメリアに2-0で勝利した。開始3分にウチェのゴールで先制したビジャレアルは、一丸となった守備で終盤までリードを保つ。すると87分、B・ソリアーノが試合を決定づける2点目を奪い、暫定で4位に浮上している。
ヘタフェ対レアル・ソシエダの一戦は、2-2のドローに終わった。アギレッチェが立て続けに得点を挙げ、2点を先行したソシエダだったが、マリカとペドロ・レオンにゴールを許して引き分けに持ち込まれている。ソシエダは暫定で6位につけ、チャンピオンズリーグ出場圏内から一歩後退している。