2014年未勝利が続く【写真:goal.com】
19日に行われたセリエA第22節、ジェノア対インテルの一戦は、0ー1でアウェーのインテルが敗れた。長友佑都は左サイドハーフでフル出場している。
立ち上がりはインテルのペース。激しい雨が降る中で始まったゲームでチャンスをつくる。10分にはカンビアッソのパスを受けたジョナタンがペナルティーエリア右に侵入して右足でシュートを放ったが、GKの好守に遭った。
18分には、ペナルティーエリア左で相手を引きつけたミリートがファーサイドへパス。ジョナタンはダイレクトボレーで合わせるべきタイミングだったが、トラップしている間にDFに寄せられてしまった。
インテルは24分にもチャンス。敵陣でボールを奪ったパラシオがそのまま持ち込んで左足で狙ったが、シュートは枠の右に外れた。
このあたりからジェノアはボールを支配できるようになる。インテルのチャンスは減り、ジェノアには何回か好機があった。それでも、前半はスコアが動かず、0ー0のまま折り返す。
前半の序盤にアルバレスが負傷したインテルは、交代で入っていたコバチッチが後半の立ち上がりに決定機を演出。ペナルティーエリア左にスルーパスを通した。しかし、ボールが水たまりで勢いを失ったこともあり、パラシオのシュートは枠外に消える。
50分には、ジェノアが水たまりにチャンスをつぶされた。最前線のジラルディーノが2人のDFをかわして突破したが、抜け出した後のドリブルが水につかまり、スピードが出せない。DFに追いつかれて良い形でシュートに持ち込めなかった。
インテルがボールを持って押し込む時間が長くなった後半だが、それでも均衡は破れない。
81分には、ペナルティーエリア左からミリートが折り返し、カンビアッソがシュート。これは当たりそこねたが、こぼれたボールをパラシオがシュートした。それでも、DFに当たったボールをGKペリンに抑えられ、先制できない。
その直後、ジェノアはジラルディーノが得意のペナルティーエリア内での反転シュートを見せたが、インテルDFフアンが体を投げ出してブロック。CKになった。
しかし、このCKでついにスコアが動く。左からのCKに中央のアントネッリが頭で合わせてゴール。ホームのジェノアが先制した。
ビハインドを背負ったインテルは、フアンを下げてボッタを投入。逃げるジェノアは、ジラルディーノを引っ込めてカライオーを入れた。
89分、インテルは左からのクロスにボッタが飛び込んだが、ここもペリンのファインセーブに遭い、得点は生まれず。
結局、インテルは最後までゴールを奪えず、0ー1で敗戦。2014年未勝利が続いている。