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浦和と広島の“泥沼対決”は大激戦に。4-3で勝利の浦和が連敗を3で止める

text by 編集部

浦和レッズ
浦和レッズがサンフレッチェ広島に勝利【写真:Getty Images for DAZN】

【浦和レッズ 4-3 サンフレッチェ広島 J1 第17節】

 明治安田生命J1リーグの第17節が1日に開催され、浦和レッズがホームでサンフレッチェ広島と対戦した。

 わずか4試合前まで首位に立っていた浦和だが、前節までの3連敗で一気に9位にまで転落。一方の広島も同じく3連敗を喫して降格圏の17位に沈んでおり、ともに泥沼脱出を期しての重要な一戦となった。

 水本のミドルシュートや皆川の決定機などで広島がゴールに迫る場面もあったが、前半終了間際を迎えたところで先手を取ったのはホームの浦和。柏木からのロングボールを駒井がダイレクトの絶妙なタッチで落とし、最後は得点ランク首位を走る興梠が今季12点目のゴールを押し込んだ。

 さらに前半終了間際の45分、浦和が立て続けのゴールでリードを2点に広げる。左サイドでタッチラインを割ろうとしたボールを残して中央へ展開すると、柏木からの横パスをペナルティーアーク内で受けた武藤がシュート。左ポストを叩いた低いシュートがネットに収まり、浦和が2点リードで折り返した。

 前半のうちにミキッチの負傷で交代枠をひとつ使っていた広島だが、後半立ち上がりからさらにアンデルソン・ロペスも投入。反撃に向けて見せた積極姿勢が実り、わずか2分で1点を返すことに成功した。エリア内でマークの甘くなった皆川が森島からのワンタッチパスを受け、今季初ゴールを蹴り込んだ。

 これで勢いに乗る広島は、交代が的中する形で一気に試合をひっくり返してしまう。54分には柏がドリブルで持ち込み、パスを受けたアンデルソン・ロペスが2-2の同点ゴール。さらに72分、広島のカウンターから再び柏が持ち上がり、最後はアンデルソン・ロペスが自身2点目を決めて3-2と逆転に成功した。

 だが試合はまだ終わらない。浦和は84分に興梠に代えてズラタンを投入すると、1分後にそのスロベニア人FWにゴールが生まれる。ワンタッチでの軽快なパスワークから、最後は関根からのパスを受けたズラタンが決めてスコアは3-3に。

 さらに攻め続ける浦和はアディショナルタイムに入った90+2分、ついにリードを奪い返す。エリア手前の左サイドから仕掛けた関根が斜めのドリブルで守備陣3人を振り切り、最後は自らGKの股間を抜くシュートを決めて4-3。関根のスーパープレーが死闘に終止符を打ち、浦和は連敗を3でストップした。

【得点者】
42分 1-0 興梠慎三(浦和)
45分 2-0 武藤雄樹(浦和)
47分 2-1 皆川佑介(広島)
54分 2-2 アンデルソン・ロペス(広島)
72分 2-3 アンデルソン・ロペス(広島)
85分 3-3 ズラタン(浦和)
90+2分 4-3 関根貴大(浦和)

【了】

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