ミランを退団した本田圭佑【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのミランに所属していた日本代表FW本田圭佑は、契約満了に伴い6月30日付で退団となった。伊メディア『ミランニュース.it』はその契約最終日に、同クラブで3年半を過ごした本田について総括する記事を掲載している。
本田は2014年1月にロシアのCSKAモスクワからミランへ移籍し、背番号「10」を与えられた。契約は2017年夏までとなっていたが、5月21日に2016/17シーズンのホーム最終戦となるボローニャ戦を終えたあと、契約を延長せず退団することが本人のSNSで発表された。
『ミランニュース.it』は、「プロ意識をチームに捧げた3年半」とのタイトルで本田の在籍期間を振り返った。プレーでの活躍面については「ミランの歴史を変えたとして記憶されることはない」と控えめに評価しながらも、「ミランでの3年半で模範的なプロフェッショナルであることを示した」と述べている。
在籍中にミランを率いた監督たちも、口を揃えて本田のプロ意識を称賛していたことに言及。2016/17シーズンは「わずかな出場機会しか得られなかったが、それでも素晴らしいプロ意識を見せ、ボローニャ戦ではミランにヨーロッパリーグ出場をプレゼントするゴールを決めることができた」と最後に残した貢献について記した。
ミランに在籍した3年半で、本田はセリエA通算81試合出場9得点、公式戦通算92試合出場11得点を記録。来シーズン以降の去就は現時点で未定となっている。
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