トッテナムのヴィクター・ワニャマ【写真:Getty Images】
トッテナムに所属するケニア代表MFヴィクター・ワニャマは、母国の隣国であるタンザニアで「V.ワニャマ通り」という道の名前になったが、わずか1日でその名前は消滅してしまった。26日付の英メディア『BBC』が伝えている。
ワニャマはセルティックやサウサンプトンでの活躍を経て、昨年夏にトッテナムへ移籍。プレミアリーグで36試合に出場し、リーグ2位の好成績に貢献する活躍を見せた。
母国のケニアだけでなく、ワニャマは東アフリカ地域全体で絶大な人気を誇っているという。同選手の活躍をたたえ、母国ケニアの隣国タンザニアの大都市ダルエスサラームに、「V・ワニャマ通り」と名付けられた通りが生まれることになった。
当地を訪問したワニャマは、「市長や住人の皆さんに、歓迎してくれたこと、道の名前を与えてくれたことを感謝したい。ありがとうタンザニア」とインスタグラムで感謝の言葉を述べていた。
だが、ワニャマの名前がつけられた通りはわずか1日しか存在しないことになってしまった。地元政治家などから、適切な手続きが取られていなかったと批判を受け、命名の撤回を余儀なくされたという。ワニャマの名前が入れられた標識が撤去された写真も地元メディアに掲載されている。
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