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イタリアとドイツのU-21代表が談合? スロバキア首相まで乗り出し調査求める

text by 編集部 photo by Getty Images

U-21イタリア
ドイツに勝利したU-21イタリア代表【写真:Getty Images】

 現在ポーランドで開催中のU-21欧州選手権で、U-21イタリア代表とU-21ドイツ代表が“談合”を行ったとして、スロバキア首相が欧州サッカー連盟(UEFA)に調査を求めている。27日付の英メディア『BBC』が伝えた。

 今年のU-21選手権は12チームが参加し、4チームずつ3組に分かれてグループステージを開催。各グループの1位チームに加え、2位の中で成績最上位の1チームが準決勝へ進むレギュレーションだった。

 グループAとBが全日程を終え、最後に行われたグループCの第3節ではイタリアがドイツに1-0で勝利を収めた。この結果、グループを首位で終えたのはイタリア。2位となったドイツも、グループAの2位スロバキアを得失点差1点で上回って準決勝へ進んだ。

 イタリアとドイツは意図的に両チームとも準決勝へ進めるスコアで試合を終えたとして、スロバキアのパベル・ハパル監督は不満をあらわにした。両チームが試合終盤に攻撃を放棄したと主張し、「イタリアとドイツがやったことはサッカーにとって恥ずべきことだ」と訴えていた。

 スロバキアの怒りは収まらず、ロベルト・フィツォ首相まで乗り出してイタリアとドイツを非難。「選手たち自身に対しても、ファンに対しても、国に対しても敬意を欠くことだ。アンフェアな合意ではなくスポーツマンとしてのパフォーマンスが優位となるようなルール作りを期待したい」と述べ、UEFAに対して調査とルール改革を求めている。

 グループステージから決勝トーナメントへ進むチームを決めるに当たって、同様の問題が発生することは少なくない。今年のU-20ワールドカップで日本とイタリアが2-2で引き分けた際にも、その結果により敗退を強いられたアルゼンチンなどから不満の声が上がっていた。

【了】

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