元クロアチア代表のアンテ・ブクシッチ【写真:Getty Images】
過去にイタリア・セリエAのペスカーラなどでプレーし、クロアチア代表の経験もあるFWアンテ・ブクシッチは、これまで肺が片方しか機能していないことに気が付かずプレーしていたという。クロアチア『スポルツキ・ノヴォスティ』が27日付で伝えた。
ブクシッチは今月、ドイツ2部のグロイター・フュルトから、来季のロシア1部へ昇格するFCトスノへ移籍することが決定。そこでの診察で初めて、これまで肺に大きな問題を抱えたままプレーしていたことが判明したとのことだ。
「イタリアで大きな痛みを経験したことがあったが、背中の問題によるものだと診断されていた。20日ほど苦しんで痛みは去ったが、時々また痛くなることもあった」とブクシッチはペスカーラ在籍時に抱えていた問題について振り返っている。
だがロシアで受けた診断により、背中には何も問題はなく、肺に問題があることが明らかになったという。「ドクターには、肺が片方しか機能していないのに数年間プレーできていたのは奇跡だと言われたよ」と語る同選手は、ロシアで手術を済ませており、今後2ヶ月から3ヶ月の離脱を経て復帰できる見通しとのことだ。
ブクシッチはクロアチアの強豪ハイデュク・スプリトから2012年夏にペスカーラへ移籍し、セリエAで19試合に出場。その後スイスやベルギーなどでもプレーしていた。
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