マンチェスター・ユナイテッドを退団するズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドとの契約を延長せず退団することになった元スウェーデン代表のFWズラタン・イブラヒモビッチは、レアル・マドリー入団に向けて“売り込み”をかけたが断られたという。スペインメディア『ドン・バロン』が24日付で伝えている。
イブラヒモビッチは昨年夏にユナイテッドに加入。初挑戦のプレミアリーグで年齢を感じさせない活躍を見せていたが、シーズン終盤に重傷を負い、年内の復帰は難しいとみなされる状況となった。ユナイテッドは1年契約となっていたイブラヒモビッチとの契約を延長せず、この夏での退団が決まった。
イブラヒモビッチは現役続行の意志を見せているが、負傷から復帰後にどこでプレーすることになるのかは決まっていない。メジャーリーグサッカー(MLS)への移籍が有力ではないかとも言われている。
だが『ドン・バロン』によれば、欧州トップレベルでのプレー続行を望むイブラは、代理人のミノ・ライオラ氏に対してマドリーに加入希望の話を持ちかけるよう要請したという。ユナイテッドへの移籍が噂されるFWアルバロ・モラタの代役を務めることを考えたようだ。
フリーでの獲得が可能であることもあり、マドリーにとっても決して悪い話ではないかもしれない。だがモナコのフランス代表FWキリアン・ムバッペの獲得を望むマドリーはイブラヒモビッチからの提案を受け付けなかったとのことだ。
一方で、同じくスペインからバレンシアが獲得への関心を示したが、こちらはイブラヒモビッチ側が断ったとみられている。かつてバルセロナにも在籍したイブラだが、現時点ではリーガエスパニョーラ復帰の望みは薄いようだ。
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