スコア以上の内容で2連勝【写真:goal.com】
18日に行われたセリエA第19節、ローマ対リヴォルノの一戦は、3-0でホームのローマが勝利を収めた。
ミッドウィークのコッパ・イタリア準々決勝ユヴェントス戦を見据えてか、ローマはトッティやマイコン、フロレンツィといった主力がベンチスタート。前線はデストロ、ジェルビーニョ、リャイッチとなった。
それでも、ローマは立ち上がりから試合を圧倒。6分に早々と均衡を破る。リャイッチが単独での仕掛けからクロスを入れると、ジェルビーニョは合わせ切れなかったが、こぼれ球をデストロが押し込んだ。ジェルビーニョが明らかなオフサイドだったが、笛は鳴らず、得点が認められる。
先制したローマは、その後も得意のパスゲームで主導権を握る。27分にデ・ロッシの巧みなスルーパスからデストロ、30分にもピアニッチの見事なスルーパスからジェルビーニョと、立て続けにチャンスをつくった。だが、GKバルディの壁を破ることができず、追加点につながらない。
なかなかチャンスを決めきれなかったローマだが、36分にリードを広げる。ドドーのドリブル突破から、ストロートマンがワンタッチで前に送ると、デストロのシュートはリヴォルノ守備陣に阻まれたが、こぼれ球をストロートマンが叩き込んだ。
ローマの勢いは止まらない。41分のジェルビーニョの絶好機は、ヘディングが枠をとらえなかったが、45分にはデストロのシュートがネットを揺らす。だが、シュートコースにいたカスタンのオフサイドと取られ、3点目は認められず。2-0で前半終了のホイッスルを迎えた。
後半からボルハを投入して前線の枚数を増やしたリヴォルノだったが、流れはまったく変わらず。前半同様、そしてそれ以上にローマの猛攻にさらされる。
何度となくチャンスをつくりながら、リヴォルノ守備陣の懸命なディフェンスやシュートが枠をとらえられなかったローマだが、78分にようやく3点目。途中出場のナインゴランの攻め上がりから、パスを受けたリャイッチが右足のグラウンダーシュートでゴール隅にボールを流し込んだ。
その直後、ウォームアップさせるかのようにトッティを投入したローマは、2試合連続でクリーンシートの白星。この後のユヴェントス戦の結果を待つこととなった。