ジャンルイジ・ドンナルンマ【写真:Getty Images】
ミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマが、沈黙を破った。同選手は最近の報道に苛立ちがあるのか、今後も代理人であるミノ・ライオラ氏との関係を続けることを示唆している。
18歳のドンナルンマは、ミランとの契約が残り1年となっている。ミランとファンは契約延長のときを心待ちにしていたが、ライオラ代理人がクラブに伝えたのは契約延長に応じないという答えだった。これを受けて、ミランファンの若き守護神に対する評価は急落している。
現地時間25日には、ドンナルンマがSNS上でミランファンと衝突する一幕があった。ファンの一人がツイッターに動画を掲載。そこにはU-21欧州選手権でドイツに勝利したあとのドンナルンマが映っており、駆け寄ってきた少年にサインを求められたが断ったように見える。投稿者は「君は少年がサインを求めてきても、代理人と話すと答えるんだ」と記した。
その後、すぐにドンナルンマがツイッター上で応戦。「直後に少年をロッカールームに呼んでサインをし、写真も撮った。いわれのないことで泥を塗るのはやめてくれ」と返答している。
6日ぶりにツイートしたドンナルンマは、その勢いですぐに次の投稿をした。そこには自身とライオラ代理人のハッシュタグを付けた上で、「昨日、今日、そして明日!!」と記している。
ドンナルンマの契約延長問題では、敏腕で知られるライオラ代理人が交渉の主導権を握り、選手は代理人に操られたという見方がある。そのため、ミランは契約延長の可能性をまだ諦めていないが、ドンナルンマのこのツイートは選手と代理人の絆の強さをうかがわせるものとなった。
若き守護神がライオラ代理人との関係を断つことを願うファンが大勢いる中、ドンナルンマ本人はその気がない様子だ。
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