ハダースフィールド移籍が決まったローラン・ドゥポワトル【写真:Getty Images】
来季のプレミアリーグ昇格を果たしたハダースフィールドが、クラブ史上最高額となる移籍金でポルトガル1部のポルトから28歳のベルギー代表FWローラン・ドゥポワトルを獲得した。この移籍が、ベルギー1部のヘントに所属する日本代表FW久保裕也の去就に影響を与えるかもしれない。
ハダースフィールドの発表によると、ドゥポワトルとは1年間の延長オプションが付いた2年契約を結んだという。同クラブは「未公開ながらクラブ史上最高額の移籍金」とだけ発表している。
ポルトは欧州サッカー連盟(UEFA)からファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題で人件費の削減を強いられているため、年俸100万ユーロとされるドゥポワトルの売却先を探していた。今年1月にはJリーグ移籍の可能性まで浮上している。ただ、同選手は今季終了までポルトに残留する選択をしていた。
そして先日、ポルトガルメディア『a bola』は、移籍先としてヘントの名前が浮上していると報じ、同選手の退団に伴ってより年俸が少ない久保の獲得を検討していると伝えている。
結果的にハダースフィールドへの移籍だったが、ドゥポワトルの空いたポジションを埋めるためにポルトは久保の獲得を考えているかもしれない。久保は今年1月25日にスイス1部ヤングボーイズからヘントに移籍すると17試合で11得点を決める活躍を見せていた。ヤングボーイズ在籍時と合わせると、1シーズンで合計23得点を記録している。
【了】