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ドルトDF「現役引退も考えた」。香川と同じくバス爆発事件の恐怖消えず

text by 編集部 photo by Getty Images

マティアス・ギンター
ドルトムントに所属するマティアス・ギンター【写真:Getty Images】

 ドルトムントに所属する23歳のドイツ代表DFマティアス・ギンターが、今年4月に発生したバス爆発事件を受けて、一度は現役引退を考えていたことを明かした。22日に独紙『WAZ』が報じている。

 4月11日にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのモナコ戦が行われる予定だったが、試合会場に向かうためホテルを出発したドルトムントのバスが爆発に巻き込まれた。この爆発によってバスの窓ガラスが割れ、ドルトムントのDFマルク・バルトラが大怪我をした。選手を標的した事件で、株価操作による利益獲得が目的だったとされている。

 この事件に遭遇したギンターは「あのような攻撃を予測することなんて出来ないし、僕はしばらくの間、サッカー界から退こうと現役引退を本当に考えていた。しかし、僕はこれからもプレーを続けることにしたよ。何者かのせいで、僕が最も好きなものから離れることになるなんて許せなかったからだ」と答えた。

 この時、ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司も同じバスに乗っており、自身のブログで「このような事が起きて他人事ではなく本当身近に危険がある事を実感しました」と語り、今もなお当時の恐怖が消えていないことを明かしていた。

【了】

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