ブラジルのヤーゴ・ピカチュウ【写真:Getty Images】
来シーズンのイタリア・セリエAで、「ピカチュウ選手」がプレーすることになる可能性もあるかもしれない。2部からの昇格を決めたSPALが、ブラジルの珍名選手の獲得に関心を抱いていると報じられている。
移籍の噂が伝えられているのは、ブラジルの名門ヴァスコ・ダ・ガマに所属する25歳のDFヤーゴ・ピカチュウ。本名はグライビソン・ヤーゴ・ソウザ・リスボアという名前だが、選手としては「ピカチュウ」の登録名でプレーしている。
もちろんこの名前は、「ポケットモンスター」に由来している。だが本人がつけたニックネームではなく、過去のインタビューによれば、「コーチにそう呼ばれたんだ。背が低く、すばしっこかったからね」ということだという。
21日付の伊紙『ラ・ヌオーヴァ・フェッラーラ』は、来季からのセリエA昇格を決めたSPALがそのピカチュウの獲得に関心を持っていると報じた。SPALは右サイドバックを探しており、その候補の一人だとみられている。別の候補としては、ブラジルのクルゼイロに所属する「ジョン・レノン」選手もいるとして、こちらも名前が注目されている。
だが、ヴァスコがピカチュウの移籍金として要求する額は安くはなく、獲得には困難が伴う見通しだとも伝えられている。今季初めてプレーするブラジル全国選手権1部でここまで6試合2得点を記録するなどの活躍により、移籍市場での価値は高まっているようだ。
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