上海上港のオスカル【写真:Getty Images】
中国サッカー協会は22日、中国スーパーリーグ(CSL)の広州富力対上海上港戦で起きた大規模な乱闘事件に対する処分を発表した。上海上港のブラジル代表MFオスカルに対しては8試合の出場停止処分が下されている。
18日に行われたCSL第13節の試合で、前半アディショナルタイムに騒動が発生。オスカルが2本の強烈なキックで相手選手2人にボールをぶつけたあと、人差し指を立てて挑発的とみなされるポーズを取ったのを発端として、両チームの選手やスタッフら総勢50人ほどが入り乱れる大乱闘となった。
オスカルに対しては、「非道徳的な行為で他人を侵害した」「中国サッカーに悪影響を及ぼした」として重い処分が決定された。今季のCSLで8試合の出場停止および罰金4万元(約65万円)の処分が言い渡されている。
乱闘の中で退場処分を受けた上海上港のフー・ファンに対しては出場停止6試合および罰金3万元(約49万円)、同じく退場となった広州富力のリー・ティシャンに対しては出場停止5試合および罰金2万5000元(約40万円)、また広州富力のチェン・ジージャオに対しては出場停止7試合および罰金3万5000元(約57万円)の処分がそれぞれ下されている。
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