ドイツと中国がサッカー発展へ協力【写真:Getty Images】
ドイツの4部リーグにあたるレギオナルリーガに、U-20中国代表がチームごと参戦することになるかもしれない。21日付の独紙『キッカー』などが伝えている。
レギオナルリーガはドイツの地域ごとに、5つのリーグに分かれている。だが2017/18シーズンのレギオナルリーガ・ズュートヴェスト(南西部)は、現時点では参加資格を得ているチームが奇数の19チームという状況になっている。
そこで、20番目のチームとしてU-20中国代表を招待するプランが進められているという。ドイツと中国は昨年11月、サッカーの発展に向けた国家ぐるみでの提携関係を結んでおり、その一環としてのプロジェクトのようだ。
「19クラブ全てが中国チームの参加に同意している。プロジェクトは順調に進んでいると思う」とドイツサッカー連盟(DFB)のフェリックス・ヴィートマン氏はコメント。中国の習近平国家主席がベルリンを訪問する来月5日に正式発表が行われる可能性もあるとみられている。
報道によれば、U-20中国代表と対戦する19クラブは、それぞれ1万5000ユーロ(約186万円)の謝礼金を中国サッカー協会から受け取るという。各チームはU-20中国代表との2試合をいずれもホームで戦い、試合結果はリーグ順位に集計されない形が想定されている。
現在のU-20中国代表は、2020年東京五輪出場を目指す年代のチームとなる。昨年のAFC U-19アジア選手権では1分け2敗でのグループステージ敗退に終わり、今年韓国で開催されたU-20ワールドカップの出場権は獲得できなかった。
【了】