ディエゴ・マラドーナ氏(左)とダニエウ・アウベス(右)【写真:Getty Images】
アルゼンチンサッカー界のレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏が、ユベントスのブラジル代表DFダニエウ・アウベスを辛辣に批判した。
マラドーナ氏といえば、1986年メキシコW杯の準々決勝イングランド戦で“神の手ゴール”を決めたことが有名だ。このゴールによって準決勝に進出したアルゼンチンは決勝で西ドイツを下し、史上2度目のW杯優勝を遂げている。
D・アウベスはこの“神の手ゴール”は恥ずべき行為だとブラジルのテレビ番組『エスポルテ・インテラティーボ』で語っている。
「(リオネル・)メッシとマラドーナを比較できるかって? それは出来ないな。“神の手ゴール”でW杯を優勝したなんて、堂々と言うことはできない。世界中でそういう風に話される方法でW杯を優勝したなんて息子には言えないよ。このようなスポーツ選手は若手の手本にはなれない」
この発言を受け、マラドーナ氏の怒りが爆発。アルゼンチンメディア『TyCスポーツ』でD・アウベスに真っ向から反論した。
「ダニ・アウベスはバカ野郎さ! カフーやマイコンこそが真の右サイドバックだよ。ヤツは28回のパスで4回しか成功できない」と、かつて世界最高の右サイドバックと称されたブラジル人DFの2人の方が優れていると断言した。
マラドーナ氏は今年5月にUAE2部リーグのアル・フジャイラーの監督に就任し、5年ぶりの監督業を再開させた。
一方のD・アウベスは過去通算32回のタイトルを獲得し、現サッカー界における世界最高の右サイドバックのひとりと数えられており、チェルシーやマンチェスター・シティなどのクラブに移籍するのではないかと報じてられている。
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