乱闘が起きた試合【写真:Getty Images】
中国スーパーリーグの上海上港に所属するブラジル代表MFオスカルが乱闘騒ぎを引き起こし、50人が入り乱れる大乱闘に発展した事件について、広州富力のドラガン・ストイコビッチ監督は激怒した様子を見せた。19日に英紙『メトロ』が報じている。
広州富力は上海上港と18日に対戦。そして、1-1で迎えた前半アディショナルタイムに事件は起きた。オスカルは正面にいた相手選手に向かって故意にボールをぶつけると、足元に転がってきたボールを今度はゴール方向と反対にいた選手に向けて再び故意にボールをぶつけた。
その後オスカルは人差し指を立てて挑発するポーズを見せたため、2回目でボール当てられた広州富力のリ・ティシャンは激怒し、オスカルを突き飛ばしてしまう。これをきっかけに両チームの選手、スタッフなど約50人が入り乱れる乱闘騒ぎとなり、オスカルを突き飛ばしたリ・ティシャンと上海上港のフー・ファンの2選手が退場となった。なお、オスカルには警告などは出されていない。
試合後、ストイコビッチ監督は「私は我々の選手を決して許さない。我々は対戦相手、観客、レフェリーをリスペクトすべきだからだ。正義は勝つ。誰もが何が起きたのかを見ているし、私もはっきりと何が起きたのかを見た」とコメントしている。
【了】