マンU移籍間近から一転、チェルシー移籍の可能性が浮上するレアル・マドリーFWアルバロ・モラタ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が間近と報道されていたレアル・マドリー所属のFWアルバロ・モラタの獲得レースに、ライバルクラブのチェルシーが名乗りを上げたようだ。英紙『ミラー』が伝えた。
今季はマドリーで実力に見合った出場機会を与えられず移籍のうわさが絶えなかったモラタ。様々なクラブが獲得に興味を示していた中、最終的には6500万ポンド(約91億円)のオファーを提示したユナイテッドへの移籍が決定的だと報じられていた。
しかしここでモラタ獲得レースに割って入ったのがライバルのチェルシーであった。ユナイテッドのそれを上回る7000万ポンド(約98億円)のオファーを提示しモラタ獲得に本腰を入れるようだ。なんでも、指揮官のアントニオ・コンテ監督が、今夏移籍濃厚なFWジエゴ・コスタの後釜としてモラタの獲得を熱望しているのだという。
2014年の夏にユベントスへと加入したモラタは、同時期にユベントスを退団したコンテ監督の指導を受けることができなかった。しかしモラタ自身の同監督に対する信頼は厚い。「コンテ監督には借りがあると感じている。なぜなら彼は僕をすごく信頼してくれているからね」とも語るようにその信頼関係は相互的なものであるようだ。
また、同僚のFWクリスティアーノ・ロナウドが退団を宣言したこともマドリー側がモラタのユナイテッド移籍に消極的となった要因の一つとなっている。ユナイテッド移籍が難航する中、この混乱に乗じてチェルシーはモラタの強奪に成功することができるのだろうか。
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