上海上港のオスカル【写真:Getty Images】
中国スーパーリーグの上海上港に所属するブラジル代表MFオスカルが巻き起こした乱闘騒ぎが中国で問題視されている。中国メディア『sohu』などが報じた。
上海上港は18日、アウェイでドラガン・ストイコビッチ監督率いる広州富力と対戦。1-1で迎えた前半アディショナルタイムに事件は起きた。
オスカルは正面にいた相手選手に向かって故意にボールをぶつけると、足元に転がってきたボールを今度はゴール方向と反対にいた選手に向けて再び故意にボールをぶつけた。
その後オスカルは人差し指を立てて挑発するポーズを見せたため、2回目でボール当てられた広州富力のリ・ティシャンは激怒し、オスカルを突き飛ばしてしまう。
これをきっかけに両チームの選手、スタッフがピッチに入り乱れる乱闘騒ぎとなり、オスカルを突き飛ばしたリ・ティシャンと上海上港のフー・ファンの2選手が退場となった。なお、オスカルには警告などは出されていない。
試合後、上海上港のアンドレ・ビラス・ボアス監督は「オスカルは汚い選手ではない。だが、あの瞬間の彼の行動は不適切だった」と苦言を呈している。
中国紙『湖北日報網』「最悪だ! オスカルはたとえ警告を与えられていなかろうと両チームの乱闘を引き起こした」とオスカルの行動を批判した。
オスカルは今年1月、チェルシーから6000万ポンド(約85億円)の移籍金で上海上港に加入している。
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