元ミランのパオロ・マルディーニ氏【写真:Getty Images】
ミランのレジェンドであるパオロ・マルディーニ氏が、49歳にしてテニス選手としての“デビュー”を果たすことになった。今月ミラノで行われる大会に出場することが決定したという。
伊誌『テニス・イタリアーノ』は17日、マルディーニ氏が今月26日からミラノで開催されるATPチャレンジャーツアーのアスピリア・テニス・カップに出場すると伝えた。元プロ選手のステファノ・ランドニオ氏とダブルスのコンビを組み、ワイルドカードでの出場権が与えられる大会を制したとのことだ。
「パオロには良いサーブがあり、ショットも悪くない。ボレーも良くなりつつある。飛び抜けている部分はないとしても、特に弱点もない」とランドニオ氏は相棒のテニスの実力についてコメントしている。
マルディーニ氏がテニスを始めたのはサッカーの現役引退後だという。「5年か6年前に始めたばかりなので、技術面で足りない部分はある。もっと早く始めていればどうなっていたか分からない。並外れたメンタルとフィジカルを持っているのは彼の過去を見れば分かる」とランドニオ氏は語った。
サッカー選手としてのマルディーニ氏は、少年時代から引退までミラン一筋でプレー。クラブを象徴する選手となり、セリエA歴代最多出場やスクデット7回、欧州制覇5回など数々の偉業を成し遂げた。背番号3はミランの永久欠番となっている。
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