ママドゥ・クリバリ【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAから2部に降格することが決まっているペスカーラのMFママドゥ・クリバリに、ユベントス移籍の噂が浮上している。シンデレラストーリーが実現するかが注目を集めているところだ。
セネガル出身のクリバリは現在18歳。家族にも内緒で家を飛び出し、バスと船でヨーロッパに渡ったのち、イタリアで複数クラブのトライアルを経てプロとなって、昨年ペスカーラで注目を集めるようになった若者だ。
クリバリには複数のクラブが関心を示してきたが、最近頻繁に報じられているのはユベントスへの移籍だ。絶対王者が提示しているのは、FWシモーネ・アンドレア・ガンツとのトレードと言われている。
シモーネ・アンドレア・ガンツは、かつてインテルやミランなどで活躍したアンドレア・ガンツの息子。クリバリとは比べものにならないほどのエリートといえるだろう。
現地時間14日、ミラノで両クラブの幹部が会談を行い、このトレードについて話し合った模様だ。伊メディア『トゥットユーベ.com』によると、ペスカーラのダニエレ・セバスティアーニ会長は「クリバリは我々の選手だ。ガンツについては、我々が交渉で前進している」と語り、トレードではなくガンツの獲得のみが実現に向かっていることを示唆した。
クリバリのプレースタイルは、「ネクスト・ポグバ」とも称されている。シンデレラストーリーの終着点は、どこになるのだろうか。
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