初の北陸対決となった高校サッカー決勝戦。富山第一対星稜戦の対決は、延長戦の末に富山第一が勝利。終盤に2点差を追いついて逆転するドラマティックな展開はサッカーファンならずとも、多くの人を魅了した試合となった。
そんな中、大きな話題となっている二ュースがある。それが、この試合を放送した富山県における視聴率である。視聴率調査会社のビデオリサーチによれば、KNBテレビの試合中継の瞬間最高視聴率が富山県内で62.6%に達したという。
北陸対決での決勝戦ということで、かねてから注目が高かったのは当然のこと。キックオフ時点ですでに40%という高視聴率に達していたというのだから驚きだ。試合全体の平均視聴率も49.4%でワールドカップ本大会やアジア予選での日本代表戦でもめったに記録することのない数字である。
なお瞬間最高視聴率の62.6%を記録した瞬間は、延長戦の末に逆転優勝を決めた場面。優勝が決まり、選手が喜びを爆発させた瞬間を、富山県民全体のうちの10人中6人が目撃した計算になる。
ここまで県民が注目した理由として、北陸対決での決勝戦というシチュエーションも抜きに語れないだろう。プロでもアマでも、やはりダービーというのは負けられない一戦なのかもしれない。
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