原口元気【写真:Getty Images】
【日本 1-1 イラク 2018年ロシアW杯アジア最終予選】
日本代表は13日、ロシアW杯アジア最終予選でイラク代表と対戦し、1-1で引き分けた。
トップ下のポジションで先発した原口元気。守備時は大迫勇也と並ぶ形を取りつつ、アグレッシブな姿勢で相手に挑んだが、70分にベンチへ退いた。
交代の理由については「得点を取っていないからじゃないか」と自己分析する。時間の経過と共に負傷者が出るなどアクシデントに見舞われたハリルジャパン。その光景をベンチから見つめるしかなかった原口は、悔しさを募らせていた。
「ああいう時間帯こそ、自分みたいな選手が……。自分を過大評価しているわけじゃないけど、頑張り切れるようなプレーができたと思っているし、もう出てしまったら何も助けられないので。助けられないのがもどかしかった」
これは責任感から出た発言だ。「批判しているわけではなく、(倉田)秋くんは素晴らしい選手だし、監督の判断も尊重している」と話すように、原口にはチームを助けたいという強い想いがあった。
次のオーストラリア戦に勝てば、W杯出場が決定する。「必ずホームで強い日本を見せたい」と、原口は言い切った。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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