フィオレンティーナでは10ゴール以上を決める?【写真:goal.com】
フィオレンティーナFWアレッサンドロ・マトリが16日、入団会見に臨んだ。ミランで批判も浴びていた同選手は、古巣に感謝の言葉を述べるとともに、新天地でリベンジしたいと意気込みを見せた。
ゴールを決められずにミランで苦しんでいたマトリは、FWマリオ・ゴメスとFWジュゼッペ・ロッシの負傷離脱でストライカーを必要としていたフィオレンティーナにレンタル移籍した。会見での同選手のコメントを、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
「ここに来る可能性を与えてくれたミラン、そして獲得のために努力してくれたデッラ・ヴァッレ・オーナーたちに感謝している。ミランのようなチームを6カ月で去るのは簡単じゃない。でも、僕はスイッチを入れ、自分のレベルを取り戻したいんだ」
「繰り返すけど、ミランには感謝している。僕はリスタートを必要としていた。それでこの大きなチャンスに飛びついたんだ。不満? ないよ。特に僕の責任だったんだからね。それを認めることに問題はない。特殊な時期だった。適応の問題で自分の力を発揮できなかったんだ」
マトリはミランのサポーターとの関係について、次のように話している。
「昨夏、サポーターたちは別のポジションの補強を望んでいた。おそらく、それで良いフィーリングにつながらなかったんだろうね。サポーターたちは僕に信頼と敬意を感じさせてくれた。でも、ポジティブなパフォーマンスにならなかった。スタジアムで彼らが不満を示すのはしょうがないよ。つらいけど、仕方がない」
ミランはマッシミリアーノ・アッレグリ前監督を解任し、クラレンス・セードルフ監督を招へいした。
「うまくいかなければ、監督が代償を払う。でも、責任は全員で分かち合うものだ。何かがうまくいかなかった。フィオレンティーナから連絡があったとき、アッレグリ監督にも話を聞いたけど、自分が正しいと思うことをしろと言われた。セードルフ? 彼がどんな仕事をするかは分からない。興味があるね」
6カ月のレンタルで加入したマトリは、今後について次のようにコメントしている。
「シーズンが終わったら、ミランとフィオレンティーナが話して決めるだろう。今はそれを話しても仕方がない。ピッチのこと、フィオレンティーナのこと、チームに手を貸すことを考えている。それだけだ。大事なのは今だよ」
また、ダニエレ・プラデSD(スポーツディレクター)は、マトリに10ゴールを決めてほしいと言ったところ、「10ゴールじゃ少ない」と答えたことを明かしている。ミランでは前半戦で1得点だったマトリ。フィレンツェではゴール量産となるだろうか。