ブレーメンを退団することになったセルジュ・ニャブリ【写真:Getty Images】
ブレーメンが8日、チームに所属する21歳のドイツ代表FWセルジュ・ニャブリが今月末で契約終了条項を行使しチームを退団することを発表した。現時点で、次の移籍先は決まっていない。
ニャブリは昨年夏にアーセナルからブレーメンに完全移籍し、2020年6月まで契約を結んでいた。リーグ戦27試合に出場し11得点2アシストの活躍を見せ、チームの8位入りに貢献している。このまま来季もチームに残ると思われていたが、契約する際にチームを離れることが出来る条項が含まれていたようで、それを同選手が行使した形となった。
昨年8月に開催されたリオ五輪にニャブリは参加し、合計6得点で大会得点王に。ドイツ代表の準優勝に貢献する働きを見せると、同年11月のサンマリノ戦で代表デビューを果たす。さらに、その試合でハットトリックを記録する活躍を見せていた。
実力は十分あることを見せつけたニャブリ。契約解除金として800万ユーロ(約9億9000万円)ほど必要になるが、移籍しやすくなったことで獲得を目指すクラブが続出することになりそうだ。昨年夏にはバイエルン・ミュンヘンやヘルタ・ベルリン、ライプツィヒやアウクスブルク、マインツなどが関心を示していた。古巣のアーセナルに復帰する可能性もあるだろう。
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