日本代表の本田圭佑(左)と長友佑都(右)【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都が、7日に行われた親善試合のシリア戦でインサイドハーフとしてプレーした本田圭佑を称賛している。
本田はシリア戦のハーフタイムに久保裕也と代わって途中出場。後半開始から右サイドでプレーしていたが、試合途中に浅野拓磨が交代するとインサイドハーフにポジションを移した。その後はボールキープや持ち前の展開力を生かし、攻撃にアクセントを加えるプレーを見せている。
「正直言うと、圭佑のインサイドハーフはやったことあるのか、代表で初めてなのか分からない」と、長友にも記憶がないという。
それでも長友は、「1人だけでも左足の選手がチームにいるっていうのは大きな武器になるというか、また違った展開が生まれるなっていうのは圭佑が入ってからは感じました」と、本田のインサイドハーフ起用から良い流れが出来たと語っている。
これまで本田はサイドやトップ下、あるいは1トップなどでの起用がほとんどだったが、インサイドハーフでの起用は新たなオプションになり得ると長友は感じているようだ。
「僕は全く想定はできてなかったです。彼が出てくる時にはいつものポジションに入るんだろうなと思ってましたけど、インサイドハーフに入ったのでどんなプレーをするんだろうっていうのは楽しみだったし、むしろあそこを極めたらあいつ面白いことになるんじゃないかなって個人的には思いますけどね」
日本代表は8日にロシアワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦が行われるイランへと出発する。
「もしかしたらセンターバックがベストポジションかもしれない」と冗談も飛ばしていた長友だが、イラク戦で本田はどのポジションでプレーすることになるのだろうか。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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