今野、負傷から復帰後初ゴール
肩を痛めてピッチから退いた香川真司【写真:田中伸弥】
【日本 1-1 シリア 国際親善試合】
6月7日に国際親善試合が行われ、日本代表はシリア代表と対戦。香川真司の負傷退場に加えシリアに先制される展開となるが、負傷から復帰したばかりの今野泰幸が同点ゴールを決めて、日本はシリアと1-1の引き分けで終わっている。
シリアとの親善試合およびロシアW杯アジア最終予選のイラク代表戦に向けて発表された日本代表メンバーには、加藤恒平など新戦力も招集されたが、シリア戦では多くがベンチスタートとなった。また、長友佑都や香川真司が先発出場した一方で本田圭佑や岡崎慎司はベンチスタートとなっている。
試合開始して8分、後方からのロングボールを前線で大迫勇也が胸トラップで落とし、そのボールを拾った原口元気がシュートを放った。しかし、シュートはGKイブラヒム・アルマにキャッチされている。10分には左肩を痛めた香川がベンチに下がり倉田秋が途中出場を果たした。
その後はお互いにチャンスを作り、40分にも原口が相手を交わしてシュートを放ったが惜しくもゴール上に外れる。拮抗した状態が続いたが、試合が動いたのは48分。シリアのマルデク・マルドキアンが放ったシュートはGK川島永嗣が弾くも、そのコーナーキックから再びマルドキアンにヘディングシュートを許し先制点を決められてしまう。
53分には山口蛍に代わり20歳の井手口陽介が途中出場を果たして代表デビュー。すると59分、左サイドから突破した長友がゴール前に向けてクロスを送ると、負傷から復帰したばかりの今野泰幸が合わせて同点ゴールを決めた。後半途中から出場した本田圭佑や乾貴士などが攻撃にアクセントをつけ、徐々に日本のリズムとなる。
その後も乾が随所でチャンスを作り出したが、逆転ゴールとはならず。結局、日本はシリアと1-1の引き分けで終わっている。日本は13日にイラクと対戦する予定だ。
【得点者】
48分 0-1 マルドキアン(シリア)
59分 1-1 今野(日本)
【了】